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「月額が安くて容量も多い!」と信じて契約した日本通信SIM。
Y!mobileから日本通信SIMの乗り換えもスムーズで、最初はとても満足していました。
料金には満足していましたが、繋がりにくさが多少あったので、日本通信SIMからahamoに乗り換えることを決意しました。
そして、乗り換えの日、日本通信SIMへの信頼がすべて崩れ去りました。
結論から言うと、
乗り換えがとにかく面倒くさい
イレギュラーが多すぎる・・・
日本通信SIMはサービスの内容は良く、信頼していたのですが、「乗り換えはさせないぞ」という強い意思を感じました。
日本通信をこれから契約する→一生使い続けるくらいの覚悟で契約しましょう。
他のキャリアを検討している→乗り換えましょう。思っている以上に乗り換えに時間がかかる可能性があります。

- 解約を決意した2つの理由
- 日本通信SIMがワンストップMNP非対応な罠
- 地獄すぎる解約手続きの全貌
- 最終的にどうやって他社へ乗り換えたか
Y!mobileから日本通信SIMへ|最初は期待しかなかった
私が日本通信SIMに乗り換えた理由はシンプルです。
「とにかく安くて、データ容量も多かった」から。
Y!mobileからのMNPもとても簡単で、ワンストップMNP方式だったので、その日の中に申し込みが終わり、SIMの到着を待つだけでした。
「これは最高の格安SIMだ」と、しばらくは本気で思っていました。(スムーズに乗り換えの申し込みができたのは日本通信SIMのおかげではなく、ワイモバイルのおかげだった。)

入口(契約)は簡単だけど、出口(解約)を難しく、面倒くさくしているサービスは多いです。
日本通信SIMから乗り換えようと思った理由
使っていくうちに、だんだんと**“安さの裏にあるストレス”**が積み重なっていきました。
特に、会社員の私にとって致命的だったのが次の2つの状況です。
昼休みは会社員にとって貴重な癒しの時間。
でも日本通信SIMでは12時〜13時頃、通信速度が極端に落ちるんです。
YouTubeなどの動画はなかなか動かないです。
ニュースやLINE程度なら少し遅延があるくらいです。
「これが毎日続くのは無理だ」と思いました。
もうひとつのストレスは、通勤中の駅や電車内で通信が遅すぎること。
乗換案内を開いても読み込みが遅く、電車の時刻確認ができず乗り遅れたこともありました。
朝や帰りの移動時間も、混雑次第で通信が不安定。
お昼の時間や朝の通勤時間は会社員にとって、数少ない自由時間でもあります。その時間に何もできないとなると、かなりストレスが溜まります。

ワンストップMNPとツーストップMNPとは?|日本通信SIMの落とし穴
MNPとは、現在使っている携帯電話の電話番号を変更せずに、他社の携帯電話会社へ乗り換えられる制度のことです。
最近は、新しい携帯会社の申し込み時に「MNP予約番号の取得から切替まで」が一括で完了するワンストップMNPが主流です。
ワンストップ方式は予約番号を企業間でやり取りするので、ユーザーは予約番号を取得したり入力したりする手間がなくなり、そのまま手続きを完了できます。
一方、日本通信SIMのようにワンストップに対応していない会社では、
「MNP予約番号を自分で取得してから、乗り換え先に入力」という二段階の手続き=ツーストップMNPが必要になります。
しかも予約番号の取得にはある程度の日数がかかります。なので予約番号を取得してから再度申し込みをしないと手続きを完了できません。
つまり、「解約したい」と思った時、さらにひと手間が必要になるのです。
日本通信SIMの乗り換え地獄ポイント
今回日本通信SIMからahamoに乗り換える際、ワンストップMNP方式で乗り換えをしました。ワンストップMNP方式の乗り換えの手順は下記です。
乗り換え先で申し込み
↓
乗り換え元のページに遷移し、転出手続き
↓
申し込みページに遷移する(eSIMならすぐに開通、SIMカードなら届いてから開通)
・画面遷移がとにかく遅い
・ワンストップMNP方式っぽく見せかけて、結局ツーストップMNP方式
下記で、実際の解約手順と一緒に詳しく解説したいと思います。
日本通信SIMの解約手順(画像付き解説)
ここからは、私が実際に行った解約手順を紹介します。
まずMNPの転出をしなければ、その先の手続に進めません。


この手順を行うと日本通信SIMのマイページに飛びます。
その後の画面遷移は以下のとおりです。
マイページに飛ぶ(1〜2分)
↓
ログインを押す(1〜2分)
↓
「転出する」のボタンをクリック(1〜2分)
↓
「送信前のアンケート」に答えて、送信(1〜2分)
↓
本来なら申込画面に戻るが、エラーページが出る

たった4回の画面遷移に5分以上も時間がかかりました。
本来なら申込画面に遷移するはずが、申込み画面に遷移しませんでした。ahamoの申込画面に戻ってみると、「エラーが発生しました。」と表示されました。もう一度やっても、すでに転出は完了済みですと出て、申込みが進まない状態になりました。
この時点でワンストップMNP方式ではなく、ツーストップMNP方式になっていることに気が付きました。画面が遷移しなかった時点で、ツーストップMNP方式でやるしかない状態でした。
マイページで確認しようにも、転出してから、一切ログインができない状況になりました。
問い合わせの電話をかけてみました。
話によると、本来は自動で申し込み画面に遷移するはずが、遷移しないこともあるとのことでした。その場合、予約番号が発行されて、ユーザーに通知されるまで2日かかると言われました。
マイページが開かなくなったことについて聞いてみると、ちょうど障害が発生したらしいです。こんなタイミングよく、繋がらなくなるものなのでしょうか…
最終的にどうやって乗り換えた?
次の日には、マイページにアクセスできるようになり、ついでに予約番号も見れるようになっていました。
もしかしたら本当に障害が発生していたのかな?…
いずれにせよ、次の日にはahamoに乗り換えることができました。
ahamoはすんなり解約できるの?
ahamoはすんなり解約できます。解約金なども特にありませんので、変えたいと思ったタイミングですぐに変えることができます。個人的には大手サブブランドが特におすすめです。
理由はキャンペーンなどで実質解約できないということも少なく、また過去にワイモバイルを解約したときも即日で解約で来ました。
いつでも解約できるという点で大手サブブランドが特におすすめです。
ahamo→キャンペーンはあるが、解約したらタイミング次第でポイントがもらえなくなるだけ
ホーム5G→解約はできるが、キャンペーンのポイントがもらえるのは数カ月後だし、解約するとルーター代(数万円)を一括で払わないといけない。実質2,3年縛られる

大手キャリアは特に光回線や家族割など何かしらとセットで契約すると、お得になるキャンペーンが多いため、実質解約できない状態になります。
「日本通信SIMが解約しにくいだけで、他はどうなの?」と思った方のために、格安SIM・大手サブブランド・大手キャリアの3パターンで比較してみました。
格安SIM (日本通信SIMなど) | サブブランド (ahamo・povo) | 大手キャリア (ドコモ・au・ソフトバンク) | |
---|---|---|---|
解約金・最低利用期間 | |||
店舗サポート | |||
解約・乗り換えにかかる期間 | |||
月額料金 | |||
通信品質 |
格安SIMは料金が安いぶん、手続きやサポートの手間、通信品質などが微妙です。
大手キャリアは、通信品質が高く、サポートが充実している分、値段が高く、解約のしづらさがあります。
その点、ahamoやpovoのような大手のサブブランドは、料金・通信品質・解約のしやすさのバランスが取れていて、大手キャリアと格安SIMのいいとこ取りをした内容になっています。
「安さだけでなく、通信品質や乗り換えやすさも重視したい、」という方には、私はahamoのようなサブブランドを強くおすすめします。

まとめ|日本通信SIMはサービスはとても良い、だが解約はとても大変
もしかしたら、今回私が解約したタイミングが地獄なのであって、解約自体はここまで地獄ではないのかもしれません。
ですが、同じようなことが他の人にも起こらないとは限りません。
特にキャンペーンの期限がギリギリで乗り換えようとしている人は気をつけるようにしましょう。
これは解約させないために手順を面倒くさくしているのではないかと私は考えています。画面遷移を遅くしたり、ツーストップMNP方式にすることで、解約までの時間を長くし、その間に解約を諦めてくれればラッキーくらいに考えているのかもしれません。
いずれにせよ、少し信頼がなくなりました。
日本通信SIMを契約する際は「解約、乗り換えをしたくても、できない」という地獄が待っている可能性もあるので、乗り換える際は時間に余裕を持って乗り換えるようにしましょう。
また、日本通信SIMの契約を検討する際は、解約のことも考えたうえで、検討するようにしましょう。
もしあなたがこれから格安SIMを選ぶなら、
「契約の簡単さ」だけでなく「解約のしやすさ」も絶対にチェックしてください。